『ニトリ成功の5原則』書評|落ちこぼれでもビジョンで人は変われる

今回は「お、ねだん以上。」でおなじみのニトリの社長、似鳥昭雄さんの自叙伝、『ニトリ成功の5原則』を紹介させていただきます。

ニトリホールディングスは大型家具店ニトリを現在都会から地方まで店舗数をどんどんと増加させており、2016年には30期連続の増収増益を達成。これは日本の上場企業4000社の中でトップの成績です。上場企業になるだけでも法人企業の中の0.2%と言われており、そのエリート中のエリート集団の中の4000社でトップという驚異的な業績を上げている企業です。

『ニトリ成功の5原則』は似鳥社長が経験した創業期の葛藤から大成功を収めるまでの道筋を赤裸々に描かれており、決して傲慢にならず実直に自分の信念を貫いていけば今からでも必ず自分を変えられる勇気をもらえる作品だと思います。

ニトリ成功の5原則 「ロマン」「ビジョン」「意欲」「執念」「好奇心」があれば、誰でも成功できる

『ニトリ 成功の5原則』 書評

ニトリを創業された似鳥昭雄さんの創業から成功を勝ち取る話です。これだけの大成功をしている会社なので若いころからエリート街道まっしぐらの人生を歩んできたのだろうと思うなかれ、実は20代後半までは世で言う落ちこぼれの人生。何をしてもダメで、周囲からはバカにされ、自殺の方法をずっと考えていたという遅咲きの大成功社長さんなんですね。

この時にメンターとなる渥美俊一さんと出会い、今までの落ちこぼれの人生を蓄えていたバネの力のように猛烈に駆け抜けるのです。

その時にキーワードになるのが、タイトルにもある5原則。「ロマン」「ビジョン」「意欲」「執念」「好奇心」です。特にロマンを持ち続けることが最も大切だと似鳥さんは書かれています。

ん?ロマン?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、言い換えると「大志」「こころざし」といった意味です。成功されている経営者の方々は非常に高い目的を自分の中に決めておられ、呼び方は個人により違えど走る方向を示すコンパスのようなものを持っておられます。似鳥さんはそれをロマンと表現されています。

この本で注目すべきは30歳頃まで落ちこぼれの人生だった人がここまで変わることができるということ。本書の中でも悲痛な青年時代がまざまざと書かれています。今まで学業も仕事の成績もパッとした結果を出すことができていない方にとっては非常に勇気をもらえるストーリーです。会社を創業する方でなくても、これから何か大きなチャレンジをしようという方にはぜひ読んでいただきたい本です。

本書の中でも実務で成績を上げることと、トップに立ってリーダーシップを発揮していくことは全く別の力だと書かれています。今までパッとした成績を上げてこられなかった方も、リーダーシップを発揮する能力をうまく活かしてこれなかっただけかもしれません。組織のトップとして、ロマンに向かってビジョンを達成する方法をぜひ本書から学んでみてください。

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